ニューヨーク・タイムズという「会社」への怒り
「台湾独立に関する主張を広める場を提供した」。つまり、ワン記者個人の活動とは別のところに、中国外務省のいら立ちがあったということです。
2025年12月、ニューヨーク・タイムズの本拠地ニューヨークで同社主催のイベントが開かれました。そこに台湾の頼清徳総統がビデオ・インタビューの形で登壇したのです。頼総統はその中で、中国の軍事的脅威にさらされる台湾の現状などについて、習近平政権に対しかなり刺激的な表現も用いながら語りました。
中国側は、ワン記者の日頃の取材活動や記事を快く思っていなかったのは確かでしょう。それに加え、ニューヨーク・タイムズ主催のイベントに台湾総統が出演したことが決定打となり、ワン記者の国外退去処分に踏み切ったと言えます。














