新型コロナウイルスの感染拡大による、医療提供体制のひっ迫を受け、岡山県では感染状況の判断を「レベル2」から「レベル3」に引き上げました。

けさ(12日)開かれた対策本部会議で決定したものです。

岡山県の直近1週間の病床使用率は70.8%で、去年夏の第7波のピーク時よりも高い水準となっています。岡山県医師会の松山会長は、「医療体制の現状を、より深刻に捉えてほしい」と話しました。

(岡山県医師会 松山正春会長)
「例えば救急隊に電話しても、確保病床がいっぱいだということで、73%はいっぱいなんです。100%なんです」

これを受け岡山県は、警戒レベルを2番目に深刻なレベル3に引き上げ、休日診療を行う医療機関への支援などを引き続き行うこととしました。

(伊原木 隆太 岡山県知事)
「検査キットをあらかじめ購入してチェックをしていただく、そういった具体的なことをしっかりしていただく」

岡山県では、「感染防止のためオミクロン株対応ワクチンの接種を」と、呼びかけています。