「収入は減る方向に…」減税で収益が悪化?小規模農家の不安
減税に動き出す中、モノの値段は本当に下がるのか。実は下がらない可能性が指摘され始めています。

農家
「消費税が下がったとしても野菜の値段が高くなるかもしれない」
減税によって収益の悪化が懸念されているのが小規模農家です。
11年前に脱サラした杉本英則さん。付加価値がつきやすい野菜を中心に生産・販売しています。
ーー黄色のズッキーニとか見ること多くない?

就農11年目 杉本英則さん(52)
「大量に出す方と同じものを作ると(価格で)負けてしまうので、丸いズッキーニや少し変わった形のものを作っている」

杉本さんは全国の農家の8割以上が該当する年間売り上げ1000万円以下の「免税事業者」です。このため、消費税減税に不安を抱えています。
就農11年目 杉本英則さん(52)
「手取りの収入の方が下がってしまう可能性が高くなるような心配をしています」

免税事業者は野菜を売るときには消費税を上乗せして受け取りますが、その税金を国に納める義務がなく、売り上げとして計上できます。
このため消費税が減税された場合、その分だけ売り上げも減ることになります。
就農11年目 杉本英則さん(52)
「今までは8%分を乗せた形で価格を出していたものが1%になると、収入は減る方向になると思う」

一方、肥料などの資材を買う際には、10%の消費税を支払わなければなりません。売り上げが1000万円を超える事業者であれば、仕入れで払った消費税を差し引いて納税できますが、免税事業者はそれができません。
つまり、「仕入れの負担はそのまま」ですが、「受け取れる消費税分だけ収入は減る」ことになるのです。














