県が中止を求め続けている米軍嘉手納基地でのパラシュート降下訓練が4日午前、実施されました。先月に続き今年5回目です。

4日午前8時半ごろ、兵士を乗せたとみられる米海兵隊の輸送機、KC―130Jが離陸し、およそ1時間後、強い風が吹くなか、基地の上空からパラシュートを使って次々と兵士が降下する様子が確認されました。

陸域でのパラシュート降下訓練は原則、伊江島補助飛行場で行うと日米で合意されていますが、米軍はこれまで「降下作戦の資格期限が切れてしまうおそれがある」などと理由を挙げ嘉手納基地での実施を繰り返しています。訓練は先月27日に続き今年5回目です。

県は、訓練の中止を再三求めるなかで再び実施することは、「(伊江島での実施を定めた)SACO合意の趣旨に逆行するのみならず、地元の懸念や要求を顧みない極めて不適切な行為であり、信頼関係を著しく損なう」として5日にも、外務省沖縄事務所と沖縄防衛局に直接抗議する方針です。

嘉手納基地のそばでは、市民団体などが、訓練の強行に抗議の声をあげました。

嘉手納基地爆音差し止め訴訟原告団の新川秀清団長は「やらないはずの訓練が繰り返し行われている。外来機の飛来も増え嘉手納基地により戦後81年間も苦しめられている」と基地被害を訴えました。