大分県日田市の原木市場で11日初競りが行われ、ウッドショックの影響は落ち着きを取り戻しつつあるものの、コロナ禍前と比べるとやや高い価格で取り引きされました。

11日は日田中央木材市場で今年初めての競りが行われ、県産のスギやヒノキを中心に取引きされました。関係者によりますと物価高の影響で住宅の着工数がやや減少したことからウッドショックの影響は落ち着きをみせつつあります。

一方で、11日の平均価格は1立方メートル当たりスギが1万2000円台、ヒノキが1万7000円台と、コロナ禍前に比べるとやや高い価格で取引されました。

(日田中央木材市場・諌本憲司社長)「(初市の価格は)順調に進んでいるというような感じです。まだ数千円高くあって欲しいと思っていますので、それに近づくよう価格が推移していってくれたらと期待しています」