「数十回以上は頭部を打撃されている」
Q:急性硬膜下血腫やくも膜下出血は、それ自体で死因となる程度のものでしたか。
A:それ自体では、まだ死に至るものではありませんでした。
Q:なぜそう言える?
A:出血量は多かったものの、脳ヘルニアのように、出血で脳が強く圧迫され、本来ある場所から違う場所に飛び出すような状態がなかったためです。
Q:急性硬膜下血腫やくも膜下出血は、脳の機能に影響を与える程度?
A:はい。出血量も多かったため、意識障害を起こす程度だったと。
Q:頭部や顔面には、何回くらいの暴行があったと考えられますか。
A:頭部全体にかなり多量の出血があったため、数十回以上は頭部を打撃されているかと。
Q:頭部・顔面の次に出血が多かった部位はどこですか。
A:背部、背中です。
Q:背中の出血の程度はどのようなものでしたか。
A:頭部ほどではありませんが、ほぼ背部全体にわたって、皮下組織や筋肉に出血している状態。
Q:背中の皮下出血や筋肉内出血は、どのような暴行で生じたと考えられますか。
A:背中を殴る、蹴る、踏みつけるといったことで生じたかと。
Q:前面を殴られたり蹴られたりして転倒したことで、背中にこのような出血が生じた可能性はありますか。
A:転倒でも背中に出血することはありますが出血量は非常に少ないものですので、今回は背中を直接暴行されたと考えられます。














