台風が接近する中、宮崎県内の農家も警戒を強めています。
収穫時期を控えた宮崎市の農家では。
(垣内沙耶記者)
「台風の接近を前に、こちらのマンゴー農園では、入念な台風対策が行われています」
4棟のハウスでマンゴーを栽培しているこの農園。
今シーズンは、およそ2万個の完熟マンゴーの出荷を見込んでいて、きのうから急ピッチで台風対策を行っています。
(緒方果樹園 緒方廣秋代表)
「煙突をここにずーっと上に立っているが、これを全部外しました」
温度を調節する「加温機」の煙突は、風で飛ばされないようすべて取り外しました。
また、ハウスの中では・・・
(緒方果樹園 緒方廣秋代表)
「防風ネットをずっと天井に貼って、屋根がはげても、マンゴーが揺れないように、できるだけ振れないように、落ちないように」
ハウスの天井には、風の勢いを和らげ、実が落ちるのを防ぐため、防風用のネットを設置することにしています。
およそ1年かけて育てたマンゴー。
今月中旬以降に収穫を控える中での台風の接近に、農家は…
(緒方果樹園 緒方廣秋代表)
「初めて、(実が)なっているときに、この20年間で台風が来るのが。これが風速25メートルだったら(ハウスが)もたない。運を天に任せないと、これ以上はどうにもならない。しょうがない。」
さらに、ナフサ不足の影響で、もし、台風でハウスのビニールが吹き飛ばされてしまうと、復旧の目途が立たないのではと、言います。
(緒方果樹園 緒方廣秋代表)
「もしも屋根が飛んだら、(ビニールの)注文をしているが、いつ入るか分からないということで、もしも本当に飛んだらどうしようなかという」
一方、日南市の農家も・・・
この農家では、ハウスで、7月に出荷する「ホオズキ」を栽培。
強風によるハウスの倒壊や破損を防ごうと、農家が、ネットをかけて固定する作業に追われていました。
また、心配なのは「風」だけではありません。
この農場では、おととし10月の大雨の際、ハウスのおよそ70センチの高さまで冠水し、作物に大きな被害が出ました。
このため、今回は、排水用のポンプも準備しました。
(太陽農園 野崎智光さん)
「この時期に通常は(台風が)来ないが覚悟を決めていろいろ対策している。中に作物があるのでそれをどう守っていくか」
6月に入ったばかりでの台風の接近。生産者の懸命の対策が続いています。
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