「ここにいたほうが代表に呼ばれるのかな」15歳の春に選んだ“新潟に残る道”
川村選手にとって、新潟でサッカーを続けることは、ただ地元に残るという選択ではなかった。
中学校を卒業するころ、川村選手にはひとつの迷いがあった。
新潟を離れ、サッカーの強い高校へ進むのか。
それとも、アルビレディースで続けるのか。

当時15歳だった川村選手は、こう話していた。
「ここにいたほうが、代表に呼ばれるのかな」
川村選手が選んだのは、新潟に残る道だった。
その春、川村選手に届いたのは17歳以下の日本代表選出の知らせ。
初めての海外遠征を前に、15歳の川村選手は、まっすぐに先を見ていた。
「今の目標は、なでしこジャパンに呼ばれること。U-17はそのための通過点」

15歳の少女にとって、U-17日本代表はゴールではなかった。
その先にある、なでしこジャパン。
そして世界。
新潟に残るという選択は、夢から遠ざかることではなかった。
むしろ、新潟で走りながら、世界を目指すという決意でもあった。
その一歩は、やがて日本代表、そして海外挑戦へとつながっていく。













