小学生たちに正しい110番通報について知ってもらおうと、高知市の小学校で講習会が開かれました。

この講習会は1月10日の「110番の日」に合わせ高知東警察署が開催しました。11日は高知市の三里小学校の1年生から4年生までの児童およそ100人が参加。「慌てずにはっきりと正しい情報を伝える」という110番通報をする際のポイントを警察官から教わりました。

その後、「不審者に声をかけられた」という想定で、通報の訓練も行いました。

「変な人が声をかけてきたので来てください。服は白色でネクタイをしていて…」

上手に不審者の特徴を警察に伝えることができました。

(参加した児童)
「不審者が門の前にいますって(伝えようと思った)」

(通報を体験した児童)
「自分のいるところをちゃんと伝えて、怪しい人の特徴もちゃんと言います」

(高知東警察署 鳴瀬伸司 地域官)
「不審者や声掛け(の事案)もあるのでそういったときに『慌てず間違えず正しく』言えることとイタズラの110番をしないことを十分に学んでもらった」

県警によりますと、県内で去年受けた110番通報はおよそ3万6100件で、このうちの3割が緊急性がないものだったということです。県警は、相談などの場合は専用電話『#9110』を利用するよう呼びかけています。