岡山市北区の最上稲荷にある、国の登録有形文化財の建物の柱に、ひらがなで「ばか」などのひっかき傷がつけられているのが見つかりました。

ひっかき傷が見つかったのは、岡山市北区の最上稲荷にある、国の登録有形文化財「霊応殿前殿」の柱です。

1月3日に参詣者が見つけ職員が確認したところ、柱には縦56センチ・幅10センチの範囲に、「記号のようなもの」と「ばか」という2つのひっかき傷が見つかりました。

霊応殿は、かつての本殿にあたり古くからの信者が訪れる場所だということです。

(最上稲荷 情報管理室 稲荷 泰秀 室長)
「文化的な遺産でもありますし、信仰の場所でもあるので今後は控えていただきたい」

最上稲荷では、きのう(10日)警察に被害届を出し、今後は建物を傷めない程度に傷を目立たなくする修理を行う予定です。