■自殺を試みていた

裁判が進む中で、弁護側はさらに衝撃的な事実を明かしました。

なんと、男は強盗被害を"自作自演"する直前、自身が死亡したことで発生した「生命保険金」で借金を返済しようと考え、自宅で自殺を試みていたのです。

それも「自殺だと発覚すれば生命保険金がおりない」との理由から、「他殺に見せかけた自殺」です。

男は、何者かに自宅を荒らされ殺されたことにしようと考え、ドアやふすまを開け、カーテンなどを荒らします。

そして、職場から凶器として持ち出した包丁を、自宅で自身の腹に向けましたが、痛みから自殺することはできませんでした。

その後、場所を変え、大江町の朝日少年自然の家に向かい首を吊ろうとしましたが、結局死ぬのが怖くなったということです。

結果的に男は自殺できませんでした。そこで、「返済用に用意していた80万円」を強盗に盗まれたことにして、妻に80万円を用意してもらおうと考えたのです。

強盗被害の"自作自演"は、巡り巡ってたどり着いた借金返済手段でした。