1月10日朝、浜松市西区の川で、大量の魚が死んでいるのが見つかりました。その数は数十万匹にものぼるということです。
  


死んだ魚の上を生き残った魚が泳いでいる=1月10日撮影、浜松市西区

1月10日朝、浜松市西区雄踏町山崎を流れる六間川で、魚が死んでいると、浜松市に通報がありました。市によりますと、死んでいる魚は、主にボラなどでその数は数十万匹にのぼると推定されるということです。

口をパクパクとさせて何とか呼吸をする鯉

死んだ魚が見つかった範囲は約1.3kmにおよびます。浜松市によりますと、大量の魚が満潮時、川に入ったのち、潮が引いたことで水中で密集し、酸素が足りなくなったことが原因とみられています。

死んで川底に沈む魚=1月10日撮影、浜松市西区

川の近くに住む人も「不思議というか気味悪い」と驚きを隠せません。

死んだ魚が川全体を覆いつくした=1月10日撮影、浜松市西区

浜松市が現場で簡易検査を行ったところ、水質に異常は確認されず、現時点で人への健康被害も確認されていないということです。


魚の大量死が起きた六間川=1月10日撮影、浜松市西区

現在、浜松市が水質と死んだ魚の詳細な分析を進めています。