県内のワクチン接種は進む

街の声はさまざま。
こうした中、今年度9月末時点の県内の接種回数は3627回と、昨年度1年間の3593回をすでに上回っていて、ワクチン接種が進んでいることが分かります。



(宮崎県産婦人科医会 川越靖之会長)
「日本で今まで打った方のデータを数年かけて研究されてますけれども、そういうデータでは全く副反応が打った方と打たなかった方を比べると多いというデータは全く出てないです。打たない理由はあまりないのかなと個人的には思います」

検診の受診率が41.6%

2019年の、県内の子宮頸がんの罹患率は全国ワースト1位。
副反応を訴える声が相次いだ影響で9年間、ワクチン接種が進まなかったのは全国どこも同じだった中、どうして宮崎は罹患率が高いのでしょうか?

その理由として挙げられるのが検診の受診率の低さです。

子宮頸がんは定期的に検診を受けることでがんになる前の段階で診断することができ、2年に1回の受診が呼びかけられていますが、2019年の県内の受診率は41.6%。多くの女性が検診を受けていないのです。


(宮崎県産婦人科医会 川越靖之会長)
「妊娠時に子宮頸がんの前がん病変が見つかる方もけっこういらっしゃるので、1つはワクチンというのも重要なんですけど、20歳を超えたら2年に1回子宮頸がんのがん検診というものを行ってますので、ぜひ受けてほしいと思います」



治療に伴う子宮の摘出、さらには死に至ることもある子宮頸がん。
ワクチン接種に検診の受診、あなたはどうしますか?

(スタジオ)
子宮頸がんは、妊娠・出産をする年代、20~40代の女性が多くかかると言われています。
治療の過程の中で、場合によっては、子宮を摘出することもあるということで、妊娠・出産をあきらめるケースも出てくるということです。
ワクチン接種については、保護者と接種する本人とでしっかりと一緒に話し合っていただきたいですし、検診も2年に1回、みなさん、しっかり受けてください。

※MRTテレビ「Check!」1月10日(火)放送 「Check!調査班」より