宮崎県内の子宮頸がんの罹患率は、2019年には全国ワースト1位です。
どうして県内で子宮頸がんの患者が多いのでしょうか?
ワクチンで感染を予防できる子宮頸がん
毎年全国で、1万人以上の女性がかかり、およそ2900人が亡くなっている「子宮頸がん」。
この原因のほとんどが、HPVウイルスへの感染で、性交渉により子宮の頸部に感染することでがんを発症します。


(宮崎県産婦人科医会 川越靖之会長)
「(子宮頸がんは)HPVウイルスに感染することが原因、99%がそれが原因と言われているので、感染を予防できる、ワクチンを使えば」

ウイルスに感染する前の16歳までの接種が効果的と言われる子宮頸がんのワクチン。
日本では2013年から定期接種が始まりましたが、副反応を訴える声が相次いだため接種はあまり進みませんでした。

その後、研究が進み、今年度から9年ぶりに「積極的勧奨」が再開。
1997年度から2010年度生まれの12歳から25歳の女性は無料でワクチンを接種することができます。


ワクチン接種に対する街の声
ワクチン接種に対する街の声は・・・
(17歳)「打ってないです。副作用が怖くて。打とうとは思わなかったです」
(17歳)「打ってないです。母も別に打たなくていいと言っていたので」


(19歳)「打とうと思っています。看護学校に通ってて、そういう講話があったので」

(母親)
「ちょっと早いかなとは思ってます。ニュースとかでちょっと悪いイメージがついてるからですね」
(14歳娘)「がんが防げるなら打ちたいなと思ってます」

(15歳)
「打った方がいいのかなと思いました。実際そういう病気(子宮頸がん)になっている人がいるから、自分はそんなふうになりたくないなと思ったからです」
