実戦で培われた「ここ一番の強い心臓」

さらに実戦で培われたのが、ここ一番の強い心臓。
2021年、クラブはB2リーグで、昇格をかけたプレーオフに臨んでいました。
渡辺選手はこの試合で、後に大きな自信へとつながる「ブザービーター」を経験します。

渡辺翔太 選手:
「ずっと手はレディ(準備)している状態です。どんな状況でも打てるように。年数も経ってきて、そういう大きな経験をしてきたから、今、自信を持って堂々とプレーできている」

そして今シーズン、渡辺選手はクラブの歴史を変えた1戦のヒーローとなります。ホームに迎えたのは、国内トップクラスの実力を誇る「アルバルク東京」。
過去の対戦成績は0勝19敗、ことごとくその力の差に屈してきました。

大きな壁「アルバルク東京」をこの日は猛追し、残り時間わずか20秒で同点!
そして、歓喜の瞬間は試合時間のこり1秒を切ってから生まれました!

渡辺翔太 選手:
「まず狙いどころとしてはJC(ジャレット・カルバー選手)とネイサン(選手)のスクリーンのどちらかが空くっていうのを狙って、できる限りいいスペーシングをとるっていうところで、でもセルジオ(選手)もアタックしてくれて、そこにヘルプをしたところオープンで。セルジオ(選手)のその場のフィーリングというか、相手によってアジャストして自分にボールが来た。打った瞬間は外す気がしなかった」

渡辺翔太 選手:
「バスケット熱が日本で高まってきた中で、ああいう劇的なシーンっていうのはファンの皆さんにも楽しんでもらえる一つだと思いますし、ファンの皆さんの後押しがあって熱狂的な空間を作れる。自分たちの背中を押してくれている部分はあります」

この1勝で、仙台89ERSはクラブのシーズン勝利数で新記録も達成、成長を数字で証明しました。