宮崎県内で急増している悪質な点検商法です。
どの家庭にも設置されている「分電盤」は、電気の使いすぎや漏電を検知した際、火災などを防ぐため電気を遮断する装置です。
この「分電盤」について、業者が住人の不安をあおり、交換を迫る悪質な「点検商法」が県内で急増しています。
どのような被害や手口が確認されているのでしょうか。
(宮崎県消費生活センター 緒方洋介さん)
「去年になりまして、爆発的に増えております」
消費生活センターの担当者が「爆発的に増えている」と話すのは、「分電盤の点検商法」。
センターに寄せられた相談件数は昨年度から急増し、今年度も、今月14日までのおよそ1か月半で129件にのぼっています。
相談者の多くが高齢者です。
(宮崎県県消費生活センター 緒方洋介さん)
「分電盤が設置されている持ち家を保有の方で在宅が多い高齢者の方が狙われやすい傾向にある」
その手口は、こうです。
まず、分電盤の点検を勧める電話がかってきます。
点検に応じた場合、訪れた業者が、次のように不安をあおります。
「分電盤が古くなっているので、交換しなければ漏電して火事になります」
こうして、必要のない交換を迫ったり、通常よりも高い金額で契約を求めたりするのです。
4年に1度の点検が電力会社に義務付けられている分電盤。
県消費生活センターは、悪質商法を見抜くポイントを次のように説明します。
(宮崎県消費生活センター 緒方洋介さん)
「大手電力会社は必ず事前に書面で点検のアポイントを取ってくるので、いきなり電話をかけてくることはありません。
大手電力会社が点検した場合、その場で契約を求めることはないので、契約を求めてきたら疑うことが大事。
業者が15年で交換義務があると述べた時は、その情報は誤った情報ですので、必ず疑ってください」
県内で急増する悪質な点検商法。
不安に感じたら身近な人や消費生活センターなどに相談することが重要です。
(宮崎県消費生活センター 緒方洋介主幹)
「点検商法の電話があった時には、安易に電話に応じないことが重要です。業者が契約を持ちかけてきた時には、必ず身近な人に相談する、その場で契約を締結しないようにしてください」
【参考】
仮に契約してしまった場合は、一定の条件を満たせば契約を解除できる「クーリングオフ」の制度もありますので、不安な場合は消費者ホットライン188(いやや)に問い合わせてください。
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