静岡県がJR東静岡駅南口に移転整備を計画している新たな県立中央図書館をめぐり、県は有識者会議を立ち上げました。5月21日に初会合が開かれ、参加した有識者は全員「新図書館は必要」との認識を示しました。

5月21日、県庁で大学教授や市立図書館の元館長などが集まり有識者会議が開かれました。議題は県立図書館の新たな構想です。

JR東静岡駅南口に整備する方針だった新しい県立中央図書館。県教育委員会が国の交付金の見通しを誤り、約100億円の財源不足に陥ったため整備の方針が見直されることになったのです。

県はこれまでに、施設の規模や蔵書の数を縮小し開館時期を「令和10年度」から「令和10年代中頃から後半」へ遅らせることなどを示しています。

21日の会議では、参加した有識者8人全員が、「新図書館は必要」との認識を示しました。

<林佐和子 委員>
「来館型サービスももちろん大事だが、全県へのサービスを充実させる。それの1つが市町の図書館へのサービスになってくると思う」

新たな図書館をめぐっては財源だけでなくデジタル化への対応も大きな課題になる見通しです。新県立中央図書館の基本構想の改定にかかわる有識者会議は、9月までにあと3回行われ、改定案をまとめる予定です。