いま、日本海側ではマグロが豊漁で、首都圏ではマグロが安く食べられるといいます。一方、静岡県内では、今年に入り急激に価格が高騰。

この違いには中東情勢の影響が密接に関係していました。

<マグロ王国大ちゃん 佐々木大輔 店主>
「お待たせしました。本マグロ中トロ丼になります」
<杉本真子アナウンサー>
「すごい丼ぶりに収まりきってないですよ」
<まぐろ大国大ちゃん 佐々木大輔 店主>
「ごはんが見えなくなるまで盛ろうと思って、盛ったらこうなりました」

静岡市清水区の河岸の市にある「まぐろ王国大ちゃん」。
新鮮で脂乗りのいいマグロをふんだんにのせた丼を頼むとー
なんと、マグロの唐揚げとあら汁が食べ放題。新鮮なマグロを目いっぱい味わえると人気の店です。

<杉本真子アナウンサー>
「いただきます。甘い!とろけていきます」

今、県内ではマグロの価格が一気に上昇しています。

<まぐろ大国大ちゃん 佐々木大輔 店主>
「市場で働いている人たちと話しをすると、『上がってるよねえ』という話ばかりです」

<杉本真子アナウンサー>
「これまでにそこまでの上がり幅と言うのは?」
<まぐろ大国大ちゃん 佐々木大輔 店主>
「ないですないです」
<杉本真子アナウンサー>
「経験のない値上がり?」
<まぐろ大国大ちゃん 佐々木大輔 店主>
「自分がお店をやってから一番上がっていますね」

マグロの価格の高騰を受けGW直前に約3%の値上げを実施しました。

<まぐろ大国大ちゃん 佐々木大輔 店主>
「店の名前もマグロをメインにしたお店なので譲れないなと思ってなんとか今は頑張っています」

日本の近海でマグロ漁をする新潟県佐渡では、先月のマグロの水揚げ量が前の年と比べ4倍以上に。本格的なシーズンを前に、豊漁となっていることから首都圏では例年より手ごろな価格で流通しているといいます。

一方で、マグロの値上がりが続く県内は冷凍マグロの流通が盛んです。漁をする場所は近海とは限らず、不安定な中東情勢により燃料費が高騰しています。

<福一静岡昭府店 松永知巳 店長>
「自社船をもっていて、インド洋や南太平洋の方にいっていて、かなり燃料費が高騰している。2割3割平気であがっている。一回航海するのに燃料費が億単位かかってしまう」

年内は価格が上昇し続ける見込みだといいます。
そんな中、少しでも安くマグロを購入しようとお得に買えるタイミングを狙う客も。

<購入客>
「値段は少し上がっているよね。だから3割引きを買う」

<福一静岡昭府店 松永知巳 店長>
「手軽に、食べていただけるように切り落としとか安価で出しているので、そういうものを召し上がっていただいて、『魚離れ』しないように召し上がってほしい」

価格の高騰はマグロに限った話ではありません。
「まぐろ大国大ちゃん」の佐々木店主によりますと、魚を保管する冷凍庫にかかる電気代やガス代が上昇していて、県内の冷凍卸業は大きな打撃を受けているといいます。

問題が長期化すれば、家計への負担はさらに大きくなりそうです。