物価高が続く日本ですが、お隣・韓国ではある「節約術」で乗り切っています。そのキーワードは「知らない人とモノを買う」です。
韓国・ソウル。若者に人気のトッポギ店の前でメニューを選ぶ女性たち。そこに…
「私はロゼトッポギが好きなので、よろしければロゼはいかがですか?」
「いいですね」
彼女たちはきょうが初対面。スマホのアプリで募集された共同で購入する仲間です。
注文したのは、大皿のトッポギにサイドメニュー。支払いはその場で割り勘です。
「送りました」
「確認しました」
そして、トッポギができあがると、それぞれが持参した保存容器にきっちり3等分していきます。
物価高が深刻な韓国では今、節約手段としてこうした集まりが広がっています。
「物価が高すぎて、1人でいろいろ買うのは負担に感じます」
集まりはアプリの掲示版に告知され、自分の好きな時間に集まることができます。「ルール」もあり、プライベートの質問はNGです。
主催者
「性別や年齢は一切尋ねません。トッポギに関する質問だけになるので、そういった個人情報は共有していません」
トッポギを分けたら即解散。この潔さが、知らない人と会う心理的なハードルを下げています。
知らない人と分ける動きは大型スーパーでも…
「にゃんにゃんさんですよね?」
「はい」
「ボラさんです」
「こんにちは」
この日は3組が集まりました。主催者は…
主催者
「物価が上昇し始めてから、かなり集まりが活性化しました。急速にメンバーが増えてきています」
一緒に買い物に向かい…1時間後、店から出てきた3組は早速、仕分け作業に。
記者
「いま、肉を分けています。はかりも使って、公平に分けています」
「計量器」まで準備していました。さらに、120個入っているコイン型のスープの出汁は…
「35…40」
一つずつ数え、「公平」に3等分していきます。
「数万ウォン(数千円)ほど節約できたと思います」
作業が終わると、スマホを取り出し、送金が始まります。1ウォン(約0.1円)単位まで、一切の妥協なき割り勘です。
主催者
「複数人で分ければ、食品ロスも減って、かなり節約もできると思い、集まりを作りました」
韓国ではいま、「知らない人」は頼もしい「節約の味方」となっています。
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