トゥリパーナの賑わいとは対照的に、ある店がひっそりとオープンしていました。
その名も「めかぶちゃん」。
海藻や乾物を扱う店ですが、商品は長机に並べられているだけで看板すらありません。

平野貴士さん
「うちは本当に『かどっこ』で、なんとかお客さんに声かけてやってます」

米子市の平野貴士さん、40歳。
この小さな乾物店を一人で切り盛りしています。

「味めちゃめちゃ出てます。熱いんで火傷せんようにしていただいて」

「決して押し売りはしない」、ひっそりとオープンした店ですが、平野さんの淡々とした口調と丁寧な接客、そして何よりも確かな商品の魅力に惹かれて、少しずつ顧客もつき始めています。

買い物をした客
「めっちゃ美味しかったです。自分ではなかなか来ないので。こういった商品食べようかなと思わないので。試食の機会もあって。あと、イケメンでした」

「めがぶちゃん」で扱う商品は、石川県などから仕入れた栄養価が高く、日持ちがする平野さんこだわりの乾物ばかり。

しかし、この長机ひとつだけの小さな店をスタートさせるまでには苦難の道のりがありました。