「1円でも安く運ぶ」運送業界の問題点 日本社会はどう向き合うか

小川彩佳キャスター:
事故から3年もの間、ご遺族の無念が置き去りにされています。

この間にも一部の業者では、安全対策よりもコストが優先されて、不正行為が繰り返されている。同じような事故が起きる可能性もあります。

地域エコノミスト 藻谷浩介さん:
有里紗さんの死を無駄にしないためにも、業界全体のやり方を変えなければなりません。安全を損なってまで値下げをする時代ではないと言われれば、ほとんどの人が納得するでしょう。

建設業界では「安価だが安全性を損なう」違法建築は許されない、ということはだいぶ浸透しましたが、輸送業界はなっていません。これは業界だけでなく、1円でも安く運んでもらえればそれでいいという荷主にも問題があります。

不当な安い値段の価格転嫁を日本全体で受け入れなければなりません。

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<プロフィール>

藻谷浩介さん
地域エコノミスト 共著「東京脱出論」
(株)日本総研主席研究員