北海道知床沖の観光船沈没事故で、乗客の家族らが運航会社と桂田社長に15億円の損害賠償を求めている民事裁判で19日、元従業員が桂田社長の主張を否定する証言をしました。

これまでの民事裁判で桂田被告は、事故当日の運航は朝、船長とのミーティングで「海が荒れる可能性がある場合は途中で引き返す『条件付き運航』だった」と主張しています。

これに対し、19日原告側の証人として出廷した、事故当日、運航会社の事務所で働いていた男性は社長から「条件付き運航の指示を受けていなかった」と証言しました。

また「ミーティングをしていたとする午前8時すぎから午前8時40分ごろまで豊田船長と一緒に片付け作業をしていた」と話しました。

原告弁護団代表 山田廣弁護士
「桂田の弁解がいかにちゃらんぽらんかということがはっきりした。前からはっきりしているけど。ご家族が一番言って欲しいことを聞きたいことを、事実を言ってほしいだけ」

6月9日の次回の弁論では、乗客家族2人と桂田被告の尋問が行われます。