卓球Tリーグ・岡山リベッツのホーム戦が、岡山市北区の「ある場所」で行われました。その試合会場となった場所は、普段スポーツとは全く無縁の場所です。

「真ん中がこの線にいくよう、縦にやってもらってもいいですか」


マットが設置され、試合の準備が進められていきますが…。会場は体育館ではありません。普段は演奏会などに使われている「コンサートホール」が、熱戦の舞台に姿を変えました。


岡山シンフォニーホールで開かれた、岡山リベッツのホーム戦です。卓球に親しんでもらおうと企画されたもので、普段は主にクラシックコンサートを行なうホールを「スポーツの試合会場」として使うのは、初めてです。

(岡山リベッツ 羽場誠代表)
「様々な場所で試合をすることで、今まで卓球を見たことのない人に見ていただいて、『世界トップレベルの卓球のすごさ』を間近で見ていただけたらな、と思っています」

今シーズンここまで13試合を戦い、4チーム中最下位と苦しむ岡山リベッツ。リーグ2位の木下マイスター東京と対戦し、ライトアップされたステージの上で熱い戦いを繰り広げました。
コンサートホールのため音響効果もよく、「球が行き交う音」が会場に響き渡っていました。



「響きが全然違うんで、すごいです。初めてなので来てとっても良かった」

「なんとも言えない臨場感を感じて、迫力があります。たまにはこういう所でやるのもいいのかなと」

結局、1対3で敗れたリベッツでしたが、いつもとは違う雰囲気の試合を選手も観客も楽しんだようでした。次の試合は2月4日に、ホームでT.T彩たまを迎え撃ちます。