中東情勢を受けたナフサ不足の影響で、大手スナックメーカーの「カルビー」が、商品パッケージをカラーから白黒に変更することを発表しましたが、宮崎県内でも包装資材への影響が広がっています。
(田中久泰記者)
「こちらは、先月発売されたばかりの商品なのですが、包装資材が入手できなくなったため、現在、販売を止めています」
宮崎市の食品会社、響。
さまざまな加工食品を展開していますが、包装資材の不足により、販売機会を逃すこととなりました。
(食品会社「響」 岩切邦光社長)
「ゴールデンウイークのいちばんいい時に包材が切れたので、5月に発注して(包材が)入ってくるのは7月の末なので、(包材業者から)3か月待ってくれと・・・」
また、こちらの商品は、3個入りの商品をまとめていた袋が入手できなくなっています。
(食品会社「響」 岩切邦光社長)
「袋をやめて、個包装だけで売らないと仕方なくなった」
一部の包装資材は、まだ入手可能となっているため、岩切社長は「選択と集中」、そして「パッケージの見直し」により、この難局を乗り切ろうとしています。
(食品会社「響」 岩切邦光社長)
「売れていないものは(発注を)抑えていって、売れているものに資材を回す。入ってこない包材を待っているよりも、無地の包装に入れて上からシールを貼ったりとか、そういう対応をしていかなければならない」
影響を受けているのはここだけではありません。
宮崎市清武町の食品会社イートは、大手スーパー2社から、お菓子の生産を受注。プライベートブランドの新商品として、今月と7月に発売を予定していました。
ところが・・・
(食品会社「イート」 木原奈津子社長)
「新商品の包装資材が入ってこなくて、新商品の発売がストップしている」
新商品は、全国の店舗で販売を予定していただけに、経営には大打撃です。
(食品会社「イート」 木原奈津子社長)
「新商品が発売される時は全国のすべての店舗に一斉に棚に並ぶので、初回出荷がいちばん量が多い。なので、売上げとしてもとても大きなものがある。その売上げが立たなくなるのは会社としてもダメージが大きい」
既存の商品に関しては今のところ影響は受けていませんが、木原社長は今後の調達に不安を募らせています。
(食品会社「イート」 木原奈津子社長)
「政府は(ナフサが)足りていると言っているが、現場では3月の時点で異常な事態が起きているというずれが非常に大きいと思っている。この状況が長引くと、既存の商品も販売できないとなると、本当に死活問題になってしまうので、その前に解決してほしいと強く願っている」
身近な商品の流通を脅かす包装資材不足。その影響は、県内経済にも着実に広がっています。
入手可能な包装資材も、値上げの連絡が相次いでいるそうです。
包装資材不足は販売機会の損失とともに、利益の圧迫にもつながっていて、今後どこまで影響が広がるのか注目されます。
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