2日間にわたり、渋谷駅の工事の影響で一部区間で運休していたJR山手線は、きょうの始発から通常通り運行していて、渋谷駅の新ホームの運用も始まっています。

記者
「JR渋谷駅です。外回りのホームが廃止され、こちらの新しいホームに統合されました」

JR東日本は、おとといときのうの2日間、山手線外回りの大崎駅から池袋駅の間を運休し、渋谷駅の外回りと内回りのホームを1つにする工事を行いました。

のべ4000人の作業員が参加し、53時間半におよんだ工事では外回り側のホームを撤去し、その後、線路を移動させてホームが1つになりました。

JR東日本によりますと、工事はきょう未明にトラブルなく計画通りに終了し、山手線は始発から通常ダイヤで運行しています。

山手線の渋谷駅はホームが最大でおよそ3メートル広がり、エスカレーターが設置されました。

山手線の利用客
「乗り間違えた時とかに、前はホームが別々だったので、便利になったのかなと思う」
「(ホームが)一つの島になっちゃったので、朝のラッシュとか人が多すぎになってしまって心配だなと思います。ベビーカーとか通りにくいかもしれない」

山手線では来年度までに線路とホームの高さを上げる工事が行われるほか、渋谷駅全体の再開発は2027年度まで続く予定です。