“原発の早期再稼働しかない”関西電力の元社長は金品受領の理由を法廷で証言しました。
(森山栄治元助役)「原電以外に高浜町を救済する経済浮揚策はないのではないかと」(1977年)
原発の町で絶大な影響力を誇った元助役。2019年、関西電力幹部らも長年その影響下にあった実態が明らかになりました。関電では歴代幹部ら83人が1980年代以降、森山元助役から合計3億7000万円相当の金品などを受け取り関連会社に原発に関わる工事を発注するなどしていました。
関電と株主は、旧経営陣に対し損害賠償を求めて裁判で争っていて、最後の証人尋問となる14日、問題が発覚した当時社長だった岩根茂樹氏が出廷しました。
森山氏から150万円相当の金貨を受け取っていたという岩根氏は。
(裁判長)「金品を預かっていること自体適切かどうか、あなたの認識は?」
(岩根茂樹元社長)「不適切であるということは真摯に受け止める」
(裁判長)「その当時は不適切と思わなかった?」
(岩根茂樹元社長)「当時は関西電力の経営が危急存亡状態で、解決する唯一の方法は原発の早期再稼働しかなかった」
関電では問題発覚の1年前社内調査が行われていましたが、岩根氏ら旧経営陣は取締役会で結果を報告しなかったといいます。
(岩根茂樹元社長)「違法な事実はなく、会社に損害がないことから、法務部門も監査役会も報告義務がないと判断した」
(原告側の弁護士)「伝えることで不都合があった?」
(岩根茂樹元社長)「不都合はないが、必要はないと思いました」
裁判は今年9月に結審する見込みです。
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