中国軍は8日、台湾周辺の海域などで実戦的な軍事演習を行ったと発表しました。中国軍は先月末にも軍事演習を実施するなど圧力を強めています。

中国人民解放軍で台湾方面を担当する東部戦区は8日、台湾周辺の空域と海域で、すべての軍によるパトロールと実戦的な演習を行ったと発表しました。陸上と海上への攻撃に重点を置き、部隊の統合作戦能力を検証する目的だったと説明しています。

また、アメリカや台湾の蔡英文政権を念頭に「外部勢力と台湾独立勢力が結託して行う挑発行為に断固対抗する」とも述べています。

台湾をめぐっては、先月末にも中国軍が軍事演習を実施。アメリカが台湾への軍事支援の拡大を決めたことへの対抗措置とみられていて、中国による軍事的圧力が強まっています。

一方、台湾国防部は8日から9日にかけ、中国軍の戦闘機など57機が台湾周辺で活動していたことを確認したと発表しました。このうち28機は、事実上の停戦ラインとされる台湾海峡の中間線を越えたほか、南西部の防空識別圏に進入したということです。

台湾総統府は中国軍の行動を厳しく非難するとした一方で、「地域の平和と安定は台湾と中国の共同責任であり、国際社会の共通の願いである」とコメントしています。