「なんか顔に当たった」と気づくケースも多々…

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──木の下を歩いていて「なんか顔に当たった」と気づくケースも多々あります。

(東洋産業 大野竜徳さん)
「ただし、この命綱、人間側からすると少々やっかいです。

なにせ、目に見えない細い糸でぶら下がって、植物そっくりの色をしていて、動かない…ので、よっぽど警戒していないとあたるまで見えません。

山道や街路樹の下を歩いていて『なんか顔に当たった!』と思ったらシャクトリムシだった、ということが多いでしょう。

自転車で走っているときの彼らは、もはや空中機雷です。

とはいえ、虫側からすると、静かにブラブラ休憩していたところへ大型車両(自転車も車両ですから)が突っ込んでくるわけですから、完全にもらい事故、ひき逃げではあります。

避け方は難しいですが、基本的には、植物から距離を取るのが一番です。日本のシャクガ幼虫の多くは植物の葉を食べるため、当然ながら植物の周辺にいます。

つまり、木の真下を避ける、茂みに顔を近づけない、枝の下を高速通過しないくらいが予防になるでしょうか。

顔に当たるのが苦手な方は、サンバイザーや帽子で直接当たらないようにするのも有効ですね。ただ、完全回避はなかなか難しく、夏の雑木林では運も多少絡みます」