このムシはいったい?

目をこらすと…【もっと画像を見る】

──これは何ですか?

(東洋産業 大野竜徳さん)
「これはシャクガの仲間の幼虫です。いわゆるシャクトリムシですね」

──シャクトリムシといえば独特な動きが特徴的ですが…

(東洋産業 大野竜徳さん)
「シャクトリムシは、なぜあんな歩き方をするのか。

昆虫の脚は基本的に6本ですが、ガやハバチの幼虫の多くは、胸にある脚6本のほか、お腹に「擬脚(ぎきゃく)」というイボのような補助脚を持っています。

この擬脚のつき方が、実は種類を見分ける大きなポイントです。多くのハバチやガの幼虫は擬脚がたくさんあるので、毛虫らしくよじよじと歩きます」

マイマイガの幼虫 【もっと画像を見る】

(東洋産業 大野竜徳さん)
「いっぽう、シャクガの幼虫は、お腹の後ろ側にしか擬脚がありません。そのため、前脚でつかむ→お尻を手繰り寄せて擬脚で前足の近くをつかむ→体を伸ばして遠くを前脚でつかむ→…を繰り返しながら移動します。

まさに尺を取るように歩くので、しゃくとりむし、ですね」