初夏を感じさせる気持ちのいい風が吹き抜けるなか、泥の感触に歓声が上がりました。12日、鳥取県大山町では園児が田植えを体験しました。
今年もピークを迎えている田植え、生産現場からはコメ作りを取り巻「厳しい現状」を訴える声が聞こえてきます。

青空の下行われた園児らの田植え体験。米子市のこども園が食育の一環として毎年行っていて、12日は年長の園児62人が、自分たちが給食で食べる苗を丁寧に植えていきました。

園児は
「ドロドロだった」
「楽しかった。簡単」

Q:泥の感触とかどう?
「なんか気持ちいいよ」
「気持ちいい」
「気持ち悪くない」

鳥取や松江で25度を超え、各地で夏日となった12日の山陰地方。
園児は泥だらけになりながら、コメ作りの楽しさを肌で感じていました。

しかし、コメを取り巻く環境は、年々目まぐるしく変わっています。

諸遊農場 諸遊壌司さん
「去年は特別コメが高くなって、消費者の方も困るし、生産者も『こんなに上がっていいの?後が怖い』と思った」

コメ農家の諸遊さんによると、物価高騰の影響で、苗箱などの資材や農機具を動かす燃料代とあらゆるものの値上げが続いているとのこと。

去年は、コメ不足などに伴って、過去最高の買い取り価格でしたが、今年はそこまでの価格は見込めないと、肩を落とします。

諸遊農場 諸遊壌司さん
「資材も高い。(10年前と比べて)2倍。2倍じゃすまない。去年並みにならなくても、(30キロあたり)1万3000円1万4000円はしてもらわないと農家が継続する人がいない」

夏を感じるこの季節、本格化するコメ作り。園児が植えた苗は秋に自分たちで刈り取って給食で食べる予定です。