日本フィギュア女子史上初の五輪2大会連続メダルを獲得したフィギュアスケート女子の坂本花織(26、シスメックス)が13日、地元の神戸市内で引退会見に臨んだ。

白でコーディネートした服装で登壇した坂本。会見冒頭に流れたVTRを見て、感極まり涙を流した。今年3月に現役生活を終えた坂本は「青春」とくくり、「本当に現役の間、練習だったり試合だったり、本当にたくさんの感情に動かされて、結果に対して一喜一憂してっていうのが現役のときはあった。今改めて客観視してみると、やっぱり現役で一生懸命練習するっていうのはすごくなんか青春なんだなって改めて感じてます」と現役生活を振り返った。

3度のオリンピックを経験し、シングル、団体と合計4つのメダルを獲得した。ミラノ・コルティナ五輪後に行われた3月の世界選手権で、日本勢最多となる4度目の優勝を果たすなど、長年日本の女子フィギュア界をけん引してきた。引退を決意したのは4年前の北京五輪の時だと話し、「だいぶもうこの4年がラストだなっていうのを覚悟していたので、自分の中ではもうそこで腹をくくってました」と語った。

笑顔がトレードマークの坂本は、満面の笑みで”今の状況が楽しいから笑顔になる”と話した。今後は指導者としての道を歩む坂本の目標は恩師・中野園子コーチ。「人間性の部分では、自分も未熟なところもある。そこはまだ中野先生から私も学ぶと思うので、そこをしっかり吸収する。将来的にはコーチ業の方にも、専念していくんですけれど、まだ自分がこう動ける間はアイスショーに出たりとか、いろいろ教室もやる予定」とスケートの普及へも意欲を見せた。