介護現場でのカスハラ事例
対人サービスである介護の現場では、密室という逃げ場のない空間でのカスハラが深刻です。全国の介護従事者で組織されている労働組合「日本介護クラフトユニオン」は、2024年に組合員を対象に、『就業意識実態調査』というものを行っており、その中の【直近2年間で利用者・家族から何らかのハラスメントを受けたか】という設問に対して、“受けた”との回答が26.8%あったそうです。

具体的にどのようなカスハラが起こっているのか、日本介護クラフトユニオン副会長の村上久美子さんにお話を伺いました。
日本介護クラフトユニオン副会長・村上久美子さん
暴言やその人を蔑むような物言いなど、かなり多いというのは以前と変わってないです。その次が身体的暴力、殴るとか蹴るとかつねるとか、そういうものが35%ぐらいですので、多かったということですね。殴られて前歯が折れた方もいたり、眼鏡が飛んでいってしまった方もいました。そういうようなひどい暴力、中にはこれ犯罪ではないかというような内容もたくさんありました。

また利用者本人だけでなく、その家族からのハラスメントもあるそうです。例えば、要介護者のケアに入っている際に、パートナーやお子さんから「思っているような介護がされていない」など、クレームのような形でハラスメントを受けてしまうことも結構あるとのことでした。














