今月4日に、金沢市内で見つかった野鳥の死骸からA型鳥インフルエンザの陽性反応が出ました。鳥インフルエンザに感染した野鳥が見つかるのは、県内で3羽目です。
石川県によりますと今月4日、金沢市内で回収されたハヤブサ1羽の死骸について茨城県の国立環境研究所で遺伝子検査を行ったところ、A型鳥インフルエンザウイルスの陽性反応が出たということです。
2017年に加賀市で野鳥のヒシクイ2羽で相次ぎ陽性が確認されて以降、県内では3羽目となります。
県農林水産部 石井克欣部長
「鳥の排泄物などに触れた後は手洗いとうがいをしっかり行ってもらい、また死亡野鳥を発見した場合は県の自然環境課または県の農林総合事務所などに連絡いただきたい」
これを受け県庁では6日に対策警戒本部会議が開かれ、今後の調査態勢などについて話し合われました。現時点では感染力の強い「高病原性」の鳥インフルエンザかどうかは不明で、今後の確定検査で結果が判明するまで、およそ1週間程度かかる見通しです。
環境省は感染した野鳥が見つかった場所から半径10キロ圏内を野鳥監視重点区域に定めていて、県が6日から調査を始めていますが今のところ別の個体への感染は確認されていません。