安芸市の入河内(にゅうがうち)地区で、伝統野菜、「入河内大根」の収穫が始まっています。地元の農家が毎年丹精込めて育てている入河内大根。今年もまるまると大きく育っています。
山々に囲まれた安芸市入河内地区は、「入河内大根」の栽培が盛んで、いま、収穫の時期を迎えています。6日は、有澤俊明さんの畑で収穫が行われました。
(松岡葵アナウンサー)
「私も収穫に挑戦したいと思います! まずかきわけて…かきわけて、こうグッとつかんでぐるぐる回しながら…力がだいぶいりますね。けっこう…少しずつ、少しずつですけど、土から出てきて収穫できました!私の上半身くらいあるんじゃないですか?子どもを抱きかかえているくらいずっしりと重いです!」
重さは、一般的に販売されている大根のおよそ3倍!中には10キロを超えるものもあると言います。
6日の収穫では、伝統的な入河内大根を後世に残していこうと地区の農家で結成された「入河内大根のこそう会」の会員4人も加わり、一本一本、手作業で引き抜いていきました。今年は、芽が出た時期に台風の影響を受け、収穫できなくなったものもありましたが、種を撒き直したことで、例年通り2000本ほどの収穫を見込んでいるということです。
(生産者 有澤俊明さん)
「先人たちガ昔から継いでくれた伝統野菜なので、これからも将来に向かって大事に残して行きたいという風に自分の子どものように育てています。この大根の特徴は、特に首のほうが甘くて、ナシを食べているような食感ですので、生食でも十分食べられますけれど変わった食べ方としては、天ぷらとかかき揚げとかそういう食べ方をしていただいたらうれしいです」
収穫は2月中旬まで行われる予定で、来週以降、安芸市の量販店などで販売されるということです。