学校でのAI活用・日本は遅れ Google担当者「能動的な学習を深めるための道具」

藤森祥平キャスター:
学校でのAIの活用は、55の国と地域の中で54位と、日本は活用の頻度が低く、遅れを取っているということです。
大人のAI利用の経験も、日本は26.7%、アメリカは68.8%、中国は81.2%と差が開いています。

エストニア政府は2025年の9月から国内の高校生や教師を対象に、「ChatGPT」の有料版を無料で使える環境を整備したといいます。
小川彩佳キャスター:
AIを教育に取り込むとどのように変わっていくのか。子どもたちの学習に役立つのでしょうか。
TBS CROSS DIG 中川雅博:
「AIを教育に活用すれば万事解決」ではありません。むしろ使い方を間違えると、AIの答えをそのままコピペしてしまうなど、考える力が弱くなることもあり得ます。

Googleチーフテクノロジスト ベン・ゴメス氏は、「AIは単なる“答えを出す機械”ではなく、“能動的な学習を深めるための道具”になる」としています。つまり“ググる”というだけではなく、学習探求のために対話する相手だということです。
さらに「クラスの置いてけぼりを作らない。格差を縮める」とも話し、授業でつまずいた生徒に1人1人に合った学習をAIが提供できるとしています。
例えば、数学の「一次関数」を文章だけでは理解できないという子には、画像生成を活用してビジュアルで理解できるようにしてあげたり、AIが関連する問題を出して、その回答から「ここが単元がわかってないから、もう1度解いてみよう」と指摘したりできます。
“わからないから諦める”、“授業中に質問ができない”ではなく、AIになら怒られることもなく、何でも聞くことができます。
小川キャスター:
授業の流れを止めてしまうのではと、質問を躊躇してしまう子もいるでしょうから、自分専用のティーチングアシスタントがいるような感覚が生まれるかもしれませんね。
小説家 真山仁さん:
便利なものを使うのは良いと思いますが、「AIが道具である」という前提がわかっているかどうか。つまり、人が使われてはいけません。
寄り添ってくれるAIに、人が依存していく可能性が高いと考えます。
大学生とやっている勉強会でも、新学期に入ってきた学生は受験指導までしてもらっています。依存について指摘しても「パートナー」だと言います。
残念ながら人間の社会は、認めてもらえない・寄り添ってもらえないのが現実です。教育の中でAIに寄り添ってもらっていて、本当に社会に出れるのか疑問です。














