高市総理が目指す改憲とは どうする憲法9条

高市氏(衆院・憲法調査会 2000年9月)
「(憲法前文の)『平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した』と、この非常におめでたい一文を、もし改憲の機会があれば真っ先に変えようと思っている」

また2004年、落選中だった高市氏が書いた論文では、憲法9条に該当する部分についてこう提案しています。

高市氏の論文(2004年)
「日本国は自衛の為の戦力(国防軍)を持てる。日本国民は国防の義務を負う。有事の際、(中略)私権の一部制限に協力する」

高市氏に現在の考えについて問い合わせると、次のような回答が届きました。

高市事務所の回答
「内閣総理大臣としては、改正内容について具体的に考えを述べることは差し控えますが、憲法審査会における党派を超えた建設的な議論が加速するとともに、国民の皆様の間での積極的な議論が深まっていくことを期待しています」

総理就任後、高市氏はこれまで主張してきた「国防軍の保持」について言及していません。

一方で2026年2月、選挙戦の応援演説では「自衛隊の明記」に触れました。

高市大臣
「憲法になぜ自衛隊を書いちゃいけないですか。彼らの誇りを守り、実力組織として位置づけるためにも、当たり前の憲法改正もやらせてください」

ただ、「自衛隊の明記」をめぐる与野党の溝は埋まらないまま。

そのため、“改憲の入り口”として、国会の議論は「憲法9条」から別の項目へと軸足を移しています。