窃盗や傷害などの犯罪を刑法犯と言いますが、去年の宮崎県内の状況がこのほど発表されました。去年、県内で警察が、被害届などを受けて、認知、確認した刑法犯は4717件になります。前の年と比べると、およそ1割、441件、増えているんです。

こうした中、椎葉村は、去年1年間の刑法犯がゼロだったんです。しかも、椎葉村では、この刑法犯ゼロは、なんと7年連続。つまり、令和になって、1件も刑法犯が、確認されていないんです。

宮崎県警察本部のまとめによりますと、去年の県内の状況は、窃盗犯、詐欺などの知能犯、暴行・傷害などの粗暴犯が、いずれも前の年より1割以上増加しました。

市町村別では、多い順に宮崎市が2335件、都城市が731件、延岡市が474件などとなっていて、人口の多い自治体が上位を占めています。

一方、去年、この刑法犯が1件もなかったのは、椎葉村、諸塚村、西米良村の3つ。このうち、椎葉村は、刑法犯の認知数ゼロと検挙数ゼロを、7年連続で達成しています。

(椎葉村・黒木保隆村長)「大変誇らしい、村民性が出ているなとあらためて、そう感じたところでございます」

椎葉村の人口は、県内で3番目に少ないおよそ2100人。

人口5000人未満の自治体で、過去5年間の刑法犯の認知件数を比べてみても、諸塚村は1件だけですが、そのほかの五ヶ瀬町や西米良村などは10件以上確認されています。

なぜ、椎葉村では、「刑法犯ゼロ」が7年も続いているのでしょうか…黒木村長に聞いてみると…

(黒木保隆村長)「椎葉村は「かてーり」の里、というところでお互いに助け合いの精神が伝わっている地域なんですよね。外からおいでになった方にも、やさしく声掛けをしたりとか、困っている人には、手を差し伸べるというのが本村の村民性かなと思うんですけどそういった村民性に遭遇したときにそんな人も手が出せないんじゃないでしょうか」

治安のバロメーターとも言われる刑法犯の認知件数。
絆を大切にする椎葉の住民1人1人が、村の安全を守っているのかもしれません。

椎葉村の一番最後の刑法犯なんですが、平成30年、2018年に、窃盗犯が検挙されているということです。