4月30日は「図書館記念日」です。
図書館というと、本を読んだり、勉強したり、静かなイメージがありますが、日向市立図書館では、4月から、そんな図書館のイメージを変える新たな取り組みを始めました。

それが「静かすぎない」ということをコンセプトにした図書館です。
どのような狙いがあるのでしょうか。

きょう4月30日は、1950年に図書館法が公布された「図書館記念日」。

図書館といえば、静かに利用するということがマナーですが…

(延岡支社 田尻怜也記者)
「日向市の図書館です。館内ですが、親子で会話を楽しむ姿もあります」

日向市立図書館では、本を読みながら飲み物を飲んだり、会話を楽しみながら本を探したりする人の姿が見られました。

(子ども)
「この前、幼稚園でも撮影やられた」
(母親)
「撮影したんだね。ほかに何か(本を)選んでおいで」

(親子)
「すごくおしゃべり好きな子なので、私としては助かります。『静かにしなさい』と言わなくて良いことが良いと思う」

日向市立図書館では、4月から、会話や飲食を認めることにしました。
その狙いは、「より多くの人に利用してもらうこと」です。

(日向市立図書館 海野由紀館長)
「安心して使ってもらえる。会話をしてもいいことで、利用しやすくなったと思う」

この取り組みのきっかけは市民の声でした。

図書館が、去年、開催したワークショップでは、こんな意見が…

「静かすぎて入りにくい」「子どもを連れていきにくい」「飲食ができなくて不便」

こうした意見をを受け、図書館は2か月ほどの試験運用を経て、4月から「静かすぎない図書館」を本格的に始めました。

館内では、1階では会話が可能なほか、2階の多目的室では食事もできます。
また、おやつであれば館内すべてのエリアでとることもできます。

(来館者)
「(図書館は)静かにしないといけないイメージだが、おしゃべりしたりとか、家で本を読んでいる感覚になれてすごくいいと思う」
「うれしい、図書館をいっぱい使おうと思う。図書館でも友達と話せるところが良い」

日向市立図書館では、誰にとっても利用しやすい新たな図書館の形を目指しています。

(日向市立図書館 海野由紀館長)
「居心地の良さや過ごしやすさ、市民がいろんな過ごし方ができる図書館になれば良いと思う」

海野館長によると、会話や雑談を認める図書館は全国的に増えていて、その背景には、地域コミュニティを担う施設として、過ごしやすさや居心地の良さを重視する動きが広がっているということです。

ただ、飲食後の片付けやごみの持ち帰り、携帯電話の館外利用など、最低限のマナーは守ってほしいということです。