地元の“ナツハゼ”を菓子に

地域おこし協力隊も支えてきた震災後の飯舘村。菓子作りに励む高橋さんのこだわりは、地元の食材を使った商品。仕込んでいるのは、「ナツハゼ」を使ったジャムです。山あいで育つブルーベリーの仲間で強い酸味が特徴だといいます。

高橋さん「実が固い、皮の部分をどう処理するかが大変。ジャムが酸っぱすぎるので、これをどうやって食べるか工夫が必要」

このジャムを使って作るのが、フランスの郷土菓子・ガトーバスク。甘い生地に包まれたナツハゼの酸味がアクセントに。この日、店を訪れたのは、村の農家・菅野クニさん。お菓子には、菅野さんが収穫したナツハゼを使っています。

菅野さん「ちょうどいいですね。うまくナツハゼの酸味を残して、バスクの素朴さを残して、荒々しさが残っている感じがいい」

高橋さん「原発事故後にナツハゼを作られて、我々も入ってきてお菓子になって、これからの飯舘村を全国に広められるいい取り組みだと思う」

丹精込めて作った商品は、村民問わず、多くの人たちに受け入れられています。

福島市民「震災直後から知っているので、こういうお店ができるのが昔はイメージできなかったので、復興したんだと思いますし、前に食べた時においしかったのでうれしいです」

村民「お土産にもっていくのに便利ですね。飯舘村はお土産店がないから助かっている」

高橋さんは、村に伝わる「までい」な心でこれからも地域に根ざしたお菓子を作っていきます。

高橋さん「今後どんどんと外に向けて発信していくというのが地域おこし協力隊としても飯舘村としても大事だと思う。色んなものが失われてしまったが、新しいことを始めるにはいい場所だと思うので、それを奇貨として頑張っていければ」