第75回全日本バレーボール高校選手権大会で、きのう(5日)試合前の新型コロナウイルスの抗原検査で陽性者が認められたため、本大会欠場となった就実(岡山)ですが、その後学校が独自に病院で行ったPCR検査の結果、該当する選手は陰性であったことが学校関係者への取材で明らかになりました。

就実高校によりますと、きのう会場入りする前に選手・監督ら21人の検体を大会事務局に提出したところ、選手2人に「陽性の疑いがある」と判定が出て、会場内で再度2人に対して抗原検査を行ったところ、うち1人が陽性と判定されました。

その後、学校が独自に該当する選手1人のPCR検査を病院で行ったところ、きのう深夜に陰性であることが分かったということです。


就実高校では、けさ(6日)西井泰彦理事長と西畑美希監督が大会事務局を訪れ、救済措置のお願いをしました。西畑監督は「今まで一生懸命やってきた部員たちは非常に落ち込んでいた」と話していたということです。

また大会事務局から学校側には「大会を運営していくにあたっては、時間的な制約があるので、(PCR検査など)伸ばして対応していくことが出来ず苦しい決断となった」と説明があったとしています。

就実高校の秋山圭子校長は、「生徒たちのダメージは非常に大きいので、生徒たちが納得する形の説明をしてほしい。また今後こういうことがないように大会のルールや運営の在り方を見直してほしい」とコメントしています。