松を本当に枯らしている黒幕はマツノザイセンチュウ

──2つの生き物は、松枯れにどのようにかかわっているのでしょうか。

(東洋産業 大野竜徳さん)
「松枯れは20世紀初頭から時間をかけて日本中に広がりました。

このうち、マツノマダラカミキリは昔から日本にいた在来種。

松を本当に枯らしている黒幕はマツノザイセンチュウという、北米原産のごく小さなまるで透明なミミズのような線虫です。

マツノザイセンチュウのふるさと北米ではマツが抵抗性を持っているため大きな被害を出していませんでしたが、日本のマツは無防備。

マツノザイセンチュウにやられた日本のマツは枯れて死んでしまいます。しかし、この線虫は見た目の通り、活発に松から松へ移動はできません」