アメリカの実業家イーロン・マスク氏がチャットGPTを開発するオープンAIを訴えた裁判で、本格的な審理が始まり、マスク氏が証言台に立ちました。
この裁判はマスク氏が、オープンAIが「人類の利益の追求」という非営利団体としての目的から逸脱し、慈善目的ではなく、営利目的に資金を使ったのは不当だとしてオープンAIをおととし8月に提訴していたものです。
ロイター通信によりますと本格的な審理が始まった28日、マスク氏が証言台に立ち、オープンAIについて「アイデアも名前も私が考え、初期の資金も提供した」と主張しました。
その上で、「もし慈善団体を食い物にすることが許されるなら、アメリカにおける慈善活動の根幹が崩壊してしまう」とオープンAIを批判したということです。
一方、オープンAI側は「マスク氏こそが利益を追求していた」などと反論しました。
マスク氏はオープンAIの共同設立者の1人で、4400万ドル以上を資金提供していますが、路線対立から2018年にオープンAIを去っています。
この日は、オープンAIのアルトマンCEOも法廷に姿を見せましたが、マスク氏が発言する前に法廷を去ったということです。
陪審団による評決は早くても来月中旬以降に下される見込みで、オープンAIが年末にもIPO=新規株式公開を目指す中、評決の内容によっては今後のスケジュールに影響が出るおそれがあります。
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