土砂災害の「警報」出たら「危険警報」も出る可能性高い

ここまで、河川に関する情報の変更ポイントを見てきました。それから、土砂災害に関する情報は発表のタイミングが変わります。気象庁によると、これまでは大雨警報(土砂災害)(=警戒レベル3相当)を発表しても、土砂災害警戒情報(=警戒レベル4相当)の基準に到達しない「空振り」の事例が多かったということです。このため、レベル3土砂災害警報は、「レベル4土砂災害危険警報の発表が見込まれる場合」に、その基準に達する見込み時刻から概ね3時間前に発表するという運用となります。このため、レベル3土砂災害警報は、数時間後に警戒レベル4の避難指示が出される目安だと考えることができます。これは大事なポイントです。なお、雨が急激に強まった場合は、レベル2土砂災害注意報からレベル4土砂災害危険警報に一気に引き上げられることもあり得ます。

この記事では、体系整理された新たな防災気象情報について、発表タイミング等の変更点を解説しました。次回の記事では、これらと合わせ5月末から発表が始まる線状降水帯直前予測情報などについて説明します。

【徹底解説】気象庁の「新たな防災気象情報」導入まで1か月~何がどう変わる?大雨などの際に適切に避難できるよう理解すべきポイントは<3回シリーズ①>

【徹底解説】気象庁の「新たな防災気象情報」導入まで1か月~「線状降水帯直前予測」や「キキクル」など導入・詳しくなる情報も活用を<3回シリーズ③>