春の褒章の受章者が発表され、長野県内在住では9人と1団体が受章します。
受章者の内訳は、社会奉仕活動に取り組んだ団体に贈られる緑綬褒状が1団体、その道一筋に打ち込んできた人に贈られる黄綬褒章が4人、公共の仕事で功績のあった人などに贈られる藍綬褒章が5人です。
このうち、松本市の日本料理人=草間民安(くさま・たみやす)さんは黄綬褒章を受章します。
市内の温泉旅館の総料理長などをへて、現在は2012年に開いた日本料理店「草創庵(そうそうあん)」で、四季折々の旬の食材を使った懐石料理を提供しています。
(草間民安さん)
「こういった素材をお皿の上に乗せて、そして自分の心を伝える、そこが一番大事」
卓越した技能を持つ「現代の名工」にも選ばれた草間さん。
食材を扱う手さばきだけではなく、長年使う道具からも心を込めた誠実な仕事ぶりが分かります。
「包丁はしっかりと手入れします。やっぱり、命」
祝いの席では定番の鯛の刺身。
うまみを引き出す「皮霜(かわしも)造(づく)り」と呼ばれる技法を使い、シンプルですが職人の技術が光る一品(ひとしな)です。
料理人として腕を振るう傍ら、後進の育成も続けてきました。
市内の調理師専門学校では、20年以上講師を務めています。
(草間民安さん)
「人材を育てることによって、日本の食の文化を継承できる、(料理は)形には残らないけどね、伝統を守りながら、またそこへ新しい伝統を作って未来の若い人たちに渡していく」
20歳で料理の道に入り50年という節目での、今回の受章となりました。
(草間民安さん)
「今の料理を続けていきたい、その一心です。人生の中で思い出になる、そういったひとときを味わっていただきたい」














