【「野山以外の出没が増加」 住宅街に迫るマダニの脅威 ペットからの感染リスク】
多くのマダニは野山に生息していますが、最近では住宅のある場所でのマダニの目撃も増えています。
葛西部長「私の体感では、野山以外でのマダニの出没は増えているように感じます。山が整備されないことで荒れて野生動物が住宅のある場所まで下りてくることが増え、ペットの散歩中にマダニがペットにつくこともあります」

多くの場合はウイルスを保有するマダニに刺されて感染しますが、最近ではSFTSを発症したネコやイヌなどの動物から人間への感染も報告されています。石川県保健環境センターによりますと、県内では昨年度2匹のネコがSFTSに感染していて、藪などに行かずとも感染するおそれがあります。

ネコやイヌがSFTSウイルスに感染すると、発熱や消化器系の症状など、人間と同じような症状を示すことがあります。発症している動物の体液に直接触れたり、噛まれたりすることでSFTSウイルスに感染したという報告が挙げられています。
屋内のみで飼育されている健康なネコやイヌからの感染は報告されていませんが、外を散歩させるなど、家の外に出すことがある場合、注意が必要です。
動物からの感染を防ぐためには、以下の6点を心がけてください。
- 動物に触ったら必ず手を洗う。
- 口移しで餌を与えたり、動物を布団に入れて寝たりするなど、過剰なふれあいを控える。
- ペットに付着したマダニは適切に駆除する。
- ペットの健康状態の変化に注意し、体調不良の際にはマスクや手袋などを着用して噛まれたり舐められたりしないようにしたうえで動物病院を受診する。
- ペットがマダニに刺されないように注意する。散歩後にはペットの体表をチェックし、ペット用のダニ駆除剤などで予防をする。
- 野生動物との接触を避け、動物の死体などに接触することを控える。
もしもペットにマダニが付いていた場合、触れたからといって感染することはありませんが、刺されれば感染の危険性があります。しっかりと食い込んでいる場合は無理に取ろうとせず、動物病院に相談してください。無理に取ろうとするとマダニの口の部分が動物の体に残ってしまい、化膿したりマダニの体液が動物の体内に入り込んでしまったりするおそれがあります。また、取り除いたマダニに人間が咬まれることもありますので、注意が必要です。
死の危険性もある感染症のウイルスを保有するマダニから身を守るためにも、噛まれないための装備と共に、マダニへの知識を持つことが重要です。楽しいハイキングや山菜採りなどがマダニによってつらい記憶にならないよう、対策は万全にしてお出かけください。














