新年を迎え、政界も動き始めましたが、穏やかな新年というわけにはいかないようです。永田町では、解散総選挙の憶測がくすぶっています。
「総理、点灯をお願いします」
G7サミット開幕まで134日。自身の地元でもある被爆地・広島でのサミットは、岸田総理にとって見せ場です。
岸田総理
「G7各国の首脳と胸襟を開いて、未来に向けて、明確なビジョンやメッセージを発するこの貴重な機会を設けたいと思っています」
注目されているのが、「サミット後」の展開です。
立憲民主党 泉健太代表
「サミット後、解散総選挙なんていう話も言われる状況になってきていますので」
閣僚の辞任ドミノなどで支持率が低迷するなか、総理がG7の晴れ舞台で勢いをつけ、今年、衆議院の解散総選挙に打って出るとの憶測が与野党で飛び交っています。自民党の幹部も…
萩生田政調会長
「増税を決めるのであれば、国民の皆さんにご判断いただく必要も当然ある」
萩生田政調会長は防衛費のため増税を行う前に、解散総選挙で国民の信を問う必要があるとの認識を示したのです。ただ、解散総選挙の話が一人歩きすることに政府内からは懸念の声が…
政府関係者
「党幹部が、総理の解散時期を縛るような発言をするなんてあり得ない。極めて深刻な事態とみている」
岸田総理も年内の解散は「考えていない」と火消しに追われています。
岸田総理
「いずれにせよ、この解散総選挙については、専権事項として時の総理大臣が判断するものであると認識をしております」
一方、新年になって岸田総理は次々に新たな政策目標を打ち出しています。
岸田総理
「異次元の少子化対策に挑戦する」
「インフレ率を超える賃上げが実現できるよう、取り組みを後押ししてまいりたい」
総理は、「吹っ切れたように見える」。総理の周辺からは、そんな声があがります。
岸田派幹部
「支持率は選挙の前に上がっていればいいんだから、ジタバタする必要はない。今はひとつひとつ政策をやっていくことだ」
岸田総理は、解散総選挙も睨みながら山積する課題に対応していくことになります。
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