発生からきょうで3日目になった大槌町の山林火災。これまでに1人がけがをしたほか、住宅1棟を含む建物8棟が全焼となりました。
高柳光希キャスター
「山林火災の発生から3日目の朝です。依然として、山の中腹、それから上の方から白い煙が上がっています」
発生から3日目を迎えた岩手県大槌町の山林火災。焼失面積はきょう午前6時現在で1176ヘクタールに広がったということです。これは去年の大船渡市の山林火災に次いで、平成以降、国内2番目の規模になります。
高柳キャスター
「水や消火剤を混ぜた液体が入っているタンクを、消防のヘリコプターが山の方へと今、運んでいます」
県や自衛隊などのヘリコプターが連日、消火活動を続けていますが、いまだ鎮火の目途がたっていません。
地上では地元の消防団員が火に立ち向かっていました。
地元の消防団員
「あそこの火が高いな」
燃え続ける火。消防団員が火を消すために使っている道具は鍬です。
地元の消防団員
「やばいんだよ、あそこ」
鍬を使ってどのように火を消すのでしょうか。小鎚地区で消火活動を続ける消防団員に話を聞きました。
大槌町消防団第四分団 佐々木勝義 副団長
「山で火事になって、煙や火が木の根っこについている時に、これでかきだして穴をあけるんですよ、火が浸透してるから」
ホースなどが届かない場所では、鍬で火のついている根っこをかきだして、背負い式の消火器具で水をかけて火を消すといいます。
大槌町消防団第四分団 佐々木勝義 副団長
「(Q.最初から水をかけてもダメ)ダメなんです。1回消えたようには見えるけど、地中で燃えてくるんですよ」
この消火器具、水を入れると、その重さは20キロ。これを背負って急斜面をのぼるといいます。
大槌町消防団第四分団 佐々木勝義 副団長
「この部隊がくるまで待ってて、そこで水を背負うメンバーが下から上がっていくと。体力勝負ですね」
大槌町では今後の水不足を懸念して、一部の地域で節水を呼びかけています。また、漁業にも影響が…
報告
「吉里吉里漁港です。漁師さんにお話を伺いましたが、きょうも1人も漁に出れていないということです」
延焼の拡大に伴い、町は避難所としていた吉里吉里学園小学部を閉鎖し、新たに吉里吉里公民館に避難所を開設したと発表しました。大槌町では現在1541世帯、3233人に避難指示が出ています。
避難している住民
「(Q.今どんなことが不安ですか)やっぱ家ですね、家が心配ですね。みんなそうだと思いますけどね。まさかね、自分の住んでるところがそうなると思わなかったから。去年は大船渡だったから」
山林火災だけでなく、北海道・三陸沖後発地震注意情報が発表されている中、避難を続けている住民は大きな不安を抱えています。
岩手県では、あすも雨が降らず、乾燥が続く予想で、引き続き警戒が必要です。
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