鳥取県大山町にあるスキー場、だいせんホワイトリゾートをめぐり決まっていなかった新たな運営事業者について、24日開かれた町の臨時議会で兵庫県の観光施設運営会社、「アドバンス」が指定管理者に決まりました。

記者 小村ののか
「先月までは豊富な雪に恵まれていたこちらのスキー場。ただ今年度については、スキー場を運営する管理者が決まらないという事態となっています。今後どうなるのでしょうか」

鳥取県大山町にあるスキー場、だいせんホワイトリゾートをめぐっては、大山町が所有する施設を含めて一体的に管理してきた日本交通グループが昨年度末で撤退しました。

このため町は新たな指定管理者を公募で選定し、一時は優先交渉先として、
リゾート再生事業などを手掛ける兵庫県の企業を選びましたが、町が求める「インバウンドの集客強化」や「グリーンシーズンの活用」などについて提案内容に不透明な点があるとして、選定を白紙に戻していて、地元から不安の声が上がっていました。

大山緑荘 田中博さん
「指定管理者が決まらないなんてこと考えたことがないのでまさに死活問題です。半世紀もスキー場とともに生きてきたのでスキー場がなくなるということは私たちもいなくなるということ。これはいよいよ大変だなと」

大山ビューハイツ 山根健作 代表取締役
「我々としては新しい事業者が早く決まって方針とかやり方とかがわかってくると今後のやり方も決まってくると思うので早く決まってほしい。夏場の活用があまりできていないところがあるのでそういったところが直るといいかなと思います」

その後、町は再び公募を行い兵庫県で観光施設運営などを行う「アドバンス」と仮協定を締結し、24日開かれた臨時議会で、指定管理者を「アドバンス」とする議案が提出されました。

臨時議会では中長期計画で10年間におよそ30億円の納付金を目標としているのに対し、アドバンス側の提案ではおよそ3億8000万円にとどまるなど、「計画に沿っていないのではないか」といった質問が相次ぎました。

大山町 竹口大紀 町長
「実際に中長期計画の数字とどこまで近づけられるのか、あるいは近づけられないと仮にするとすればどのような見直すのか、というところは今後の両者での綿密な協議のうえで出てくる新たな計画の中で議論されるべきポイントだと認識している」

そして…

「賛成の方の起立を求めます」

採決の結果、9 対 5の賛成多数でアドバンスが新たな指定管理者に決まりました。

大山町 竹口大紀 町長
「様々な意見があることはスキー場の案件が注目度の高い事業だと改めて認識した。中長期計画に基づいた運営ができるよう事業者と連携しながら経営していければ」

町は今後、リフトの稼働範囲や料金設定など、具体的な運営内容についても事業者と協議を進めていく方針です。