八戸市の魚市場(ぎょしじょう)でも5日初競りが行われました。八戸港では去年の2022年、75年ぶりに水揚げ量が3万トンを割り込んでいて、関係者たちがことしの豊漁に期待を寄せていました。

八戸市の第二魚市場(だいにぎょしじょう)には、5日サバやタラなど約33トンが上場され、豊漁と安全を祈願する初売り式のあと、ことし最初の競りが行われました。競りが始まると仲買人たちは威勢の良い掛け声で次々と競り落とし、初日は1368万円ほどの取り引き総額となりました。去年、八戸港の水揚げ量はおよそ2万9000トンで75年ぶりに3万トンを下回り、最盛期の1988年と比べると30分の1以下にまで減少しています。

※八戸魚市場 川村嘉朗社長
「巻網船が不漁ということで数量金額ともに伸びませんでした。加工屋さん仲買、卸これが協力しながらやっていかないとこの危機はですね、打破できないと思っております」

この数年、水揚げ量の芳しくない状況が続いていて、関係者たちは新しい年の豊漁に期待を寄せていました。