東京高裁から解散を命じられた旧統一教会の清算手続きをきっかけに、宗教2世らが団体の設立を発表しました。

 (旧統一教会の宗教2世 田村一朗さん(仮名))「清算手続きで『はい2世の被害は終わりです』というわけにもいきません」

 東京都内で会見を開いた旧統一教会の宗教2世。旧統一教会をめぐっては、2022年に起きた安倍元総理銃撃事件をきっかけに、信者による高額な献金などが社会問題化。

 今年3月、東京高裁は教団に対して解散を命じました。教団は東京高裁の決定を不服として最高裁に特別抗告していますが、教団の財産についてはすでに清算人による「清算手続き」が始まっていて、5月20日から1年間、高額献金などによる被害の申し出を受け付けるということです。

 4月23日、会見を開いた宗教2世の田村さんや野浪さんによりますと、2世の中には親の献金による“経済的虐待”や信仰の強要による“精神的虐待”などが自覚できていない人も多いといいます。そこで、田村さんらは清算手続きをきっかけに当事者間で情報共有することなどを目的に連絡会を立ち上げました。

 (旧統一教会の宗教2世 野浪行彦さん)「この清算というものが自分たち2世が互いに仲間としてつながりあうことのできる最後の大きなチャンスになるかもしれない。どのような立場の2世でも構いません。信仰の有無は問いません。とにかく連絡がほしいです」

 相談は23日開設されたホームページで受け付け、集めた情報を清算人に提供することも検討しているということです。